人口減少。高齢化。
今後30年で但馬の住民は半分になるといわれています。
病院が診てくれない。
診療所が閉院した。
施設に入れない。
医療・介護の崩壊も目前に迫っています。
この但馬で安心して住み続けることができるよう、
私たちは、
医療福祉のサービスを継続して享受できる
環境づくりに取り組んでいます。
About TMS
但馬を結んで育つ会とは
この但馬でこれからも
ずっと暮らしていくために。
但馬に生まれ、育ち、暮らし、
老い、やがて去っていく。
不幸にも病気や怪我に見舞われ、
または体が衰えたとき、
誰かが必ず支えてくれる環境を作ります。
Activity business
私達の活動事業
医療福祉サービスを存続させるためには
何が必要なのか?
但馬地域に住む全ての人がこれからも
適時適切にサービスを受け続けられるよう、
私たちは様々なチャレンジをしています。
活動レポート
Member’s voice
会員様の声
  • 和泉 啓子(出石センター薬局 薬剤師)
    5年前に但馬の高齢化率が35%を超え、30年後には人口半減、医療資源が減少し医療・介護崩壊が目前に迫っている。「但馬でこのまま安心して暮らしていくために」医療・介護・福祉・行政等の連携が重要であると千葉先生の熱い思いをお聞きし、職種を超える連携構想に魅せられて入会させて頂きました。
    令和6年度診療報酬改定に「医療DX推進体制加算」「在宅医療DX推進体制加算」が盛り込まれました。TMSの目指す地域ネットワークが一気に進むことになりそうです。
    医療用医薬品の供給が不安定な現状において、但馬地域の医療機関・薬局の医薬品在庫情報の共有により薬局間相互の医薬品融通など医薬品の安定供給が出来る仕組み作りも期待したいと思います。
  • 桐山 徹郎(全但バス株式会社 代表取締役会長)
    私が全但バス㈱の社長に就任して10年目(2019年)を迎えた頃、ふと思うことがありました。「私が社長に就任してから但馬の人口は毎年2,000人ずつ減少している。しかも高齢化率は年々上昇し40%に迫っている。この先10年、20年経った時、但馬はどうなっているのだろう。そして、バス交通はどうなっているのだろう。」
    そんなことを考えている時に出会ったのが千葉先生でした。先生のお話を聴いて「目から鱗」。迷うことなく「但馬を結んで育つ会」に入会しました。
    医療、福祉、健康、そして交通、あらゆる分野がつながって持続可能な但馬であり続けられるよう、一会員として力を尽くしたいと思っています。
  • 西岡 顕(公立出石医療センター院長)
    人口減少が続く但馬のコミュニティーを支えるため、医療・福祉・行政の連携を図りたいという千葉先生の心意気に共鳴し、TMSの立ち上げから参加しています。TMSが火付け役となり、但馬ならではの特質を生かしながら、ここが持続可能な地域であり続けるというのが私の夢です。まばらに見える星たちも結べば星座と呼ばれるように、ここに住み、ここに来られる人同士が結び合えば座となるよう、この会に協力していきたいと思っています。2等星くらいには輝けるかなあ。
  • 中貝 宗治(豊岡アートアクション理事長)
    保健・医療・福祉は、地域を支える土台のようなものです。例えば豊岡が目指す「小さな世界都市」も、それがあって初めて成立します。その土台が、但馬全体で、人口減少と高齢化によって崩れつつあります。厄介な問題です。できれば関わらずにやり過ごしたい気分になります。しかし、絶望的な未来像は、私たち自身で変えていくほかはありません。「但馬を結んで育つ会」は、危機を直視し、一致団結することを求め、立ち上がりました。連携するほかはない、連携すればチャンスはある。そのメッセージに惹かれて、入会しました。個人知よりも集合知。皆さんもぜひこの輪の中にお入りください。
  • 藤井 啓(冨士発條株式会社 代表取締役 社長)
    千葉先生の活動を初めて伺い知った際、正直ここまで地元地域の事を
    真摯に考え、またその将来に大きな危機感を抱いておられる方も無いと、
    強く感銘を受けた次第です。

    私自身は感じる事が出来ても所詮はそこまでであり、それを具体的な行動
    に移し、更に実現可能な施策に落とし込んで、周囲を説得して巻き込んで
    いかれる姿に、心から敬服しております。

    そしてその実例が、いよいよ関宮地区にて具現化しようとしております。
    嬉しい限りでございます。 そして我が朝来市も、それに続かせていただきたい
    と存じますので、今後ともご指導を宜しくお願い申し上げます。
Greeting from a representative
代表挨拶
但馬の人口減少・高齢化は進展し、地域によっては医療・介護崩壊が目前に迫っています。
これは近い将来、但馬全域での現実となります。
医療需要は今後8割にまで落ち込み、介護需要は25年間現状が維持されることがすでに示されています。
言い換えれば、今のままの医療では将来継続が困難になり、
介護側も体制の維持が出来なくなるということです。
地域包括ケアの要となる一般診療所の医師の減少、介護サービスを担う世代が今後不足することが
見込まれており、供給が需要に追いつきません。行政の社会保障財源も逼迫し、
このままでは但馬で安心して暮らし、生涯を閉じることが出来なくなります。但馬の人口は、
今後30年で半減することが予想されています。
「我が町のため」ではなく、「同じ二次医療圏・文化を共有する但馬」という視点で協力し合うことが必要です。
私たちは、「この地域でこれからもずっと暮らしていく」ため、医療・介護・福祉・行政等の関係機関が強力に
連携し、医療・福祉の包括的かつ継続的な提供体制を構築し、適切なサービスが切れ目なく効率的に
提供される環境を整備することを目的とし、当法人を設立しました。当法人の趣旨にご賛同いただける方は、
この機会にぜひご入会いただき、事業活動にご支援ご協力賜りますようお願い申し上げます。