活動レポート
2024年03月23日
【活動報告】高知県仁淀川町、愛媛県伊予市へ視察にいきました

3月16日(土)~17日(日)、以前養父市の交通実証実験に視察に来られ、意見交換をさせて頂いたNPO法人フレイルサポート仁淀川のシンポジウムへの参加、意見交換を行い、愛媛県伊予市にて自動運転バスの視察を行って参りました。

シンポジウムは「人口減少下における持続可能なまちづくりシンポジウム」として地域の活性化には移動したくなる「目的」と「移動手段」が重要であることや、フレイル予防活動の成果などについて報告がありました。あわせて、(一財)日本自動車研究所の鎌田実所長からは「人口減少下におけるモビリティの話題」として各地の取り組み事例やSIPの活動紹介などがあり、盛沢山のプログラムで実施されました。フレイル予防は全国各地で行われておりますが、同種の取り組みでは年々活動が下火になっている地域もありますが、その一方で、仁淀川町では年々活動が活発になっています。地域住民が自発的・能動的に参加している、みんなが主役となっている所は大変参考となりました。今後もNPO法人フレイルサポート仁淀川とは、TMSもご支援頂いている日本自動車研究所が取り組む事業を通じ、地域活動を進めている地域として情報交換をしながら移動に関する課題に取り組んで参ります。

愛媛県伊予市では双海地域で実証運行している自動運転EV「mika」の視察を行いました。

mika(ミカ)は8人乗りの自動運転バスであり、コンパクトなため、小回りが利き、狭い道路での走行に適しています。茨城県堺町では実用化もされております。伊予市でも通年運行を目指しています。

今回試乗したルートは20年前にバス路線が廃止となった路線を自動運転として整備し、住民の利用も多いようです。運転手不足の問題が今後ますます大きくなる中、中山間地域の移動手段としての選択肢として、大変勉強になりました。

運行速度は時速20km未満、障害物も感知します

TMSは医療福祉を届ける為に「交通ネットワークの整備」に取り組んで参ります。今後の活動も随時報告していきます。

カテゴリー